みさきめぐり

第4集   2004-08-21

(20)YRP1


YRP

津久井浜駅から2駅、YRP野比駅に到着です。 品川・横浜方面からだと、京急久里浜の次の駅になります。

YRPがオープンした翌年の1998年に野比からYRP野比(わいあーるぴーのび)に駅名改称。 民鉄初の英字入りの駅として注目されました。 昔は快速特急が止まらない小さな駅でしたが、今では駅も改装され新しい街の顔になっています。

YRPへはYRP野比駅からバスで約5分ですが、今回は歩いて行くことにしましょう。 だいたい30分程度です。

YRP野比駅

途中、このような住所表示を見かけます。 ハイランドは久里浜・野比間の丘陵に広がる住宅地の正式な地名。 全国的にも珍しい(しかも日本初)カタカナ町名です。 今までまわってきた平成町、国際湘南村など、横須賀市は奇抜な町名が多いですね。

ハイランド

ハイランド入口の次の交差点を左に曲がると、トンネルが口をあけています。 光の丘隧道。 YRPへのゲートウェイです。

光の丘隧道

光の丘隧道を抜けると、YRP地区に入ります。 YRPは横須賀リサーチパークの略称です。 NTTドコモR&Dセンターを中心として、企業や大学などの電気通信技術の研究機関が集まっています。 主に携帯電話に関する開発や研究を行っています。

住所はさすがにYRP町ではなく「光の丘」です。

YRP看板


遊歩道1

トンネルから5分くらい歩くとYRPの中心部に出ます。 今日は仕事で来ているわけではないので、裏山を探検してみたいと思います。 YRPオープン以来、こちらには仕事でよく来ているのですが、裏山には一度も入ったことがありません。

案内板全体図

まずは、トンネルの上にあるかろうと山古墳から訪ねてみましょう。

道しるべ

トンネルの横が遊歩道になっています。

遊歩道入口

急な坂道を登ります。 木々がうっそうと生い茂り、光がさえぎられます。 しばらくいくと案内板があり、かろうと山古墳に着いたようです。 かろうと山古墳は7世紀頃に造られたらしいのですが、土盛が流出してどこが古墳なのかよく分からない状態です。

かろうと山古墳

かろうと山古墳を後にして遊歩道を進んでいきます。 アップダウンがかなり激しいです。 一向に視界が広がらず、まるで密林の中を行くようです。

遊歩道

しばらく歩き、そろそろ道に飽きてきた頃、右側が開けてきました。 眼下に住宅街が見えています。

粟田の住宅街

裏山の嶺を通っている遊歩道の真横に粟田の住宅街が接近してきました。 右下に公園があります。ここでちょっと休憩です。

粟田2丁目第6公園

公園に下りる道の手前を左に行くと、YRP中心部の方に降りることができそうです。

分岐点


水辺公園

裏山を降りると草原の平坦な道になります。 いつのまにか青空が消えて雲で覆われています。

草原の平坦な道

鉄塔と下に見える建物はフランス料理店。どこかで見たような景色です。

鉄塔とフランス料理店

水辺公園の駐車場に出てきました。 この駐車場はYRP唯一の公共駐車場です。 公園利用者は無料で駐車できますが、夜間は閉鎖されます。

公園駐車場

光の丘水辺公園は4つの池からなる公園です。 バードサンクチュアリになっており、野鳥の観察を楽しめます。 通常公開されているのは一番右の「四季の池」のみ。 その隣の「野鳥の池」は観察会が催されるときのみ開放されます。 左にある「聖なる池」「最奥の池」は立入禁止です。

水辺公園案内板

この公園はYRP勤務者のオアシスになっています。 昼休みになると、この池のほとりでお弁当を広げています。 もちろん、家族連れやハイカーもここでのんびりとくつろいています。

水辺公園全景1

公園事務所。 ビジターセンターとして野鳥の情報などを公開しています。

公園事務所

公園のカモ。 いつもは草むらの上でどっしりと構え、子供たちが近づいてもびくともしません。 今日は水上をうろうろしていました。

カモ

コスモスの花と池。

水辺公園全景2

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