じよログ - 2007年1月


ブリテン・ノーマン アイランダーBN-2

2007年 1月 31日(水)  23:27  [交通]   この記事へのリンク  

BN-2B(RAC JA5281)

ブリテン・ノーマン アイランダーは、定員が乗員乗客合わせてわずか10名という小型の飛行機です。

自宅至近の調布飛行場からも就航していますが、昨年暮れに琉球エアコミューター(RAC)の波照間線の存続が危ぶまれているという噂を聞き、1月の予約を入れました。

座席は空港で体重を量った後で決まり、搭乗券に赤鉛筆で丸印が付けられます。 機内には通路がなく、係員の誘導に従って両側3ヶ所のドアから搭乗します。 乗り込んで機長さんと軽くあいさつ。 飛行機でなく大型タクシーにのっているのではないかと錯覚しそうになります。

コックピットにはたくさんの計器類が見えますが、パーツそのものは古くて安そうなものばかり。 本当に飛ぶの?とか思っていると、800mしかない滑走路からいとも簡単に上昇していきました。

雲が多い天気ですが、低空を飛行するため空中散歩が楽しめます。 平坦な島、エメラルド色した珊瑚の海、行きかう船。 小さな飛行機でも高速船と比べれば何倍も早く、程なく竹富島、そして石垣島市街が見えてきました。 そして、雨の石垣空港に着陸。 小さな飛行機の小さな旅が終了しました。

この路線は年度内の廃止ではなかったのですが、今年11月に休止となってしまうようです。 波照間だけでなく、アイランダー機は残念ながら縮小傾向にあります。 搭乗率はよくても乗客定員が9名では利益を出すのが難しいのでしょう。 オリエンタルエアブリッジ(ORC)が撤退した長崎の離島、上五島・小値賀(おぢか)のようになってしまうのは悲しい気持ちです。


航空性中耳炎

2007年 1月 28日(日)  23:44  [雑記]   この記事へのリンク  

名古屋に出張に行った火曜日あたりから風邪気味で、週末にはのどが痛かったり鼻水がとまらないまでになってしまいました。 そのような状況で土曜日は広島に出かけたりしたのですが...

広島へは当然飛行機で行きました。 飛行機に乗ると気圧の関係で耳がキーンとなりますが、つばを飲み込むとたいていよくなります。 しかしその日は、いくらつばを飲み込んでも口をあけてもダメでした。 気圧が変化する離着陸、特に着陸前の10分間は耳に変な圧力がかかってつらい時間でした。 また、到着してもしばらくの間は耳の感覚が変なままでした。

このような症状を「航空性中耳炎」といい、風邪や鼻炎で鼻の粘膜が腫れると耳管が開かなくなって起こる現象とのことです。(参考:JAL-快適な空の旅のために-旅立つ前に-機内で発生しやすい症状とその対処法)

これまで体調の悪いときに飛行機に乗ってなかったので知りませんでした。 次回から気をつけたいと思います。


シーサイド温泉のうみ

2007年 1月 27日(土)  15:26  [雑記]   位置情報(mapion)   この記事へのリンク  

シーサイド温泉のうみ

瀬戸内に浮かぶ能美島の温泉です。

広島港宇品ターミナルから高速船に乗り27分で能美(中町)に着きます。 そこから海岸沿いを10分ほど歩くとシーサイド温泉のうみがあります。 また、時間帯によっては隣接する能美ロッジに高速船が発着します。

海が近いだけあってかなり塩辛くまた苦味があります。 泉質は「含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩温泉」だそうで、泉温が46℃とこのあたりでは珍しい高温泉です。

瀬戸内の島々を眺めながらの温泉は最高です。 施設は新しいのですが、館内には演歌がかかっており、お客さんも年配の方が多いようです。

高速船と温泉をセットにした「乗船入浴セット券」が2,100円で発売されています。


ポイントで新幹線グリーン車

2007年 1月 23日(火)  20:13  [交通]   位置情報(mapion)   この記事へのリンク  

グリーン車

名古屋の仕事を受け持つようになりJR東海エクスプレスカードの会員になっています。 今日は打ち合わせで名古屋に行ったのですが、帰りはたまったポイントでグリーン車に乗車しました。

これまでの乗車履歴

しめて740pt。 ひかり号グリーン車のアップグレードに800pt必要ですが、3日前の予約で200pt減免されるので利用できます。

宣伝ではないですが、会員になるとポイントプログラムの他、指定席の変更が何度でもでき(通常は1回限り)、新幹線特急料金が安くなるので非常に便利です。 しかし、これだけ魅力をもったサービスをエクスプレスカード所持者に限定してしまうのは東海道新幹線の閉鎖性を象徴しているように思えます。

混雑の激しい東海道新幹線ですが、乗車したひかり426号のグリーン車は空いていて快適でした。


波照間島(1/21)

2007年 1月 23日(火)  00:07  [雑記]   この記事へのリンク  

日本最南端の碑

会社で、隣席のFさんに「顔、赤くないですか?」と言われてドキッとしました。 「昨日、ここから約2,000km離れた日本最南端に行ってきたよ」とは恥ずかしくてとても言えません。

しかし、冬の曇天の中わずか2時間歩いただけで顔が火照ってしまうほどの紫外線の強さには驚いてしまいます。

波照間島は日本最南端の島として有名ですが、もちろん国土の最南端ではなく、一般人が立ち入ることのできる場所としての最南端です。 天気の都合で予定をころころ変え、結局は島の滞在時間が4時間しかなかったのですが、行った所を簡単に紹介します。

波照間観光の主な玄関口。 12時。 船が着くと、民宿やレンタル店が出迎えてくれます。 本当は自転車で島巡りをする予定だったのですが、大雨だったので自転車は断念しました。 桟橋からちょっと離れたところにある待合所には、小さな食堂と土産店がありました。

港から一度丘を登り、製糖工場をぐるっと回りながら下るとそこには蒼い海。 白い砂浜、エメラルドグリーンの透き通った色が沖に向かってどんどん濃くなっていきます。 海の色が雨雲の灰色に全く負けていません。 美しい海を眺めながら、あずまやの下で雨が弱まるのを待ちます。

雨が上がったので、ニシ浜を後にして南を目指します。 すぐ富嘉の集落があり、観光客向きの施設がいくつかあります。 富嘉の集落を抜けると、大きな風力発電機が見えてきます。 元からある内燃発電所に併設されています。

島の中心部に入り、郵便局や商店、公民館や学校などがありますが至って静かです。 小学校の塀には卒業制作の絵が描かれ、その中にある「星になった子供たち」の詞には心打たれます。 戦時中、西表島に強制疎開した島の人の3分の1がマラリアに感染して亡くなったという悲話からきています。

集落を抜けた島の中心が島で一番高いところであり、灯台や携帯の無線基地局、給水施設などがあります。そのほかはサトウキビと牧草地。 「メェー」とヤギの鳴き声がします。 警戒心が強いのか、子ヤギは後ろに隠れ、お父さんお母さんヤギがこちらをにらみつけるようです。

ニシ浜から約1時間半くらい歩いたでしょうか。 島の真反対の海に出て、高那崎の標識に従って進むとそこには日本最南端の碑がありました。 これで日本の(一般人が行ける)東西南北はすべてクリアーです。 このさらに南にはパイパティローマ(南波照間)という幻の島の伝説があるそうです。 そのあたりは、雲の隙間から照らされて光っていました。

日本最南端の碑のすぐ北にある小さな天文台です。 入館料300円。 プラネタリウムがあると紹介されていますが、観覧者自身で四季をボタンで選ぶと、ドームにあるLEDがその季節の星を映し出し、解説が流れるというものです。 春季の南地平線上に「みなみじゅうじ座」があるのも波照間らしいです。 そのみなみじゅうじ座(南十字星)を観測する目的のタワーですが、最上階にある天体望遠鏡が去年の台風で故障しているようで、夜間の見学は今現在できません。

星空観測タワーをあとに、黒牛とヤギを近くに見ながら歩くと波照間空港の滑走路が見えてきました。 飛行機の出発時刻の約1時間前の15時過ぎに飛行場に到着。 ずいぶん青空が見えてきました。

これで、移動時間1時間58分、移動距離9.47km(いずれもGPSの計測値)の波照間島観光は終わりです。 初訪問は天気も悪く時間もあまりなかったので島の印象としてはちょっと微妙なところですが、晴れた日にのんびり海を見て過ごすのはすごく贅沢であこがれます。 時間が止まったような島なので、次は時間を忘れるくらいの余裕を持って訪れたいと思います。


波照間空港

2007年 1月 21日(日)  16:43  [日本の空港]   この記事へのリンク  

波照間空港

9人乗りの飛行機が週4日2往復あるだけの小さな飛行場です。 念願のアイランダー機(BN-2B)に乗ることができました。


離島桟橋

2007年 1月 21日(日)  10:39  [交通]   位置情報(mapion)   この記事へのリンク  

離島桟橋

当初、波照間まで往復の飛行機を取っていたのですが、大雨の予報だったため前日にキャンセルしました。 しかし、朝は雨も上がり晴れ間も見えています。 再び波照間へ行く気持ちが強くなってきました。

朝の飛行機は時間的に無理なので、往路は高速船、復路は飛行機で行くことにしました。

ただ、船はよく揺れるとの評判で心配です。

宿から離島桟橋まで送ってもらいました。 この離島桟橋、1/31から沖側にちょっと離れた新ターミナルに移転します。 長く親しんだこの桟橋も今回が最後になるのでしょう。

安栄観光11:00発。 定員がなぜか12名と不思議な制限がありますが、すんなりと切符を手に入れました。 運賃は片道3,000円で飛行機の半額以下です。

不安に駆られながら石垣を出航。 防波堤を過ぎるとどんどん加速していきます。 このあたりは離島航路が重なるため、他の船の影響をうけて揺れます。 それでも飛ばしていきます。

空を見ると石垣を出る頃とくらべてどんよりしてきました。 1時間の航海のうち黒島や新城島を抜け島が遠ざかる30分が揺れがひどくなる、という前知識が現実になってきました。 波が高くなり、船は約1mの上下動をするようになりました。 引き返し欠航になった伊丹但馬線の悪夢を思い出しました。

船は進むうちに揺れが激しくなり、2~3mくらいの揺れ幅があったと思います。 揺れすぎて船酔いもしません。 これだけ波が高いのに船は速度を落としません。 たいした度胸だと思います。

定刻の12:00に波照間に到着しました。


久米島空港

2007年 1月 20日(土)  13:16  [日本の空港]   位置情報(mapion)   この記事へのリンク  

久米島空港

沖縄那覇~久米島線は短距離路線で、ここもまた修行コースとして有名です。 空港3レターコードが沖縄(OKA)・久米島(UEO)。 あわせて「おかうえお」と呼ばれています。

ある場所に行く途中におかうえおを往復してみました。

曇りがちで蒸し暑い沖縄の天気ですが、久米島では晴れていました。 目的地の天候は雨になりそうで、天気のいい久米島を観光したほうがいいのですが、航空券をバーゲン運賃で購入しているため予定を変更することができません。

35分で折り返し。 残念ながらタッチのみです。


1/14の聴取実績(Shonan Beach FM)

2007年 1月 15日(月)  00:01  [TV・ラジオ]   この記事へのリンク  

最近は仕事や外出で聴く時間が少なくなりました。 14日は久しぶりの聴取です。

1/14(日)


爆弾低気圧~恐怖のフライト(1/7)

2007年 1月 9日(火)  23:00  [交通]   この記事へのリンク  

伊丹に帰還したJAC2321便

気がつけばとっくの昔にお正月が終わってしまいました。 皆さん楽しく過ごされましたでしょうか。 かなり遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

1/6(土)は出社日で、勤務後F部長、A室長と3人で新年会でした。 3人にしては居酒屋→カラオケ→バーのコンボで盛り上がりました(最後は静かに)。 結局、帰宅したのは2:30頃。

さて、一昨日の1/7(日)に大阪に行ったのは、年が変わって空港めぐり(JAL編)をしたためだったのですが、珍しい、そして恐怖の体験をしました。

早朝の飛行機だったので起きているつもりがつい居眠り。 調布5:15発のバスに乗る予定だったのに目が覚めたらなんと5:00。 慌てて支度してどうにか調布5:40発のバスに乗ることができました。

酒が残り眠さとだるさで意識が混沌としたまま、飛行機は早くも伊丹に着陸しようとしたときでした。 急に視界が悪くなり揺れだしました。 外はなんと吹雪いています。 淀川を渡りまもなく着陸するはずなのに、なんと再加速、上昇し始めました。

これがうわさの着陸復航(GA; Go Around)。 初めて経験しましたが、こんなときに限って... 飛行機は17分遅れで伊丹空港に到着。 乗り継ぎの飛行機は3分後の9:00出発です。

JAL修行の有名なコースです。 機材はサーブSAAB340Bという36人乗りの小型機。 当該便は羽田でチェックインしてもらっていたので、どうにかなるだろうと係員に尋ねると、天候調査中でまだ出発していないとのこと。 9:10に条件付運航が決まり、9:29に出発。

小型機用の短い滑走路(32R)から離陸、上昇中は常に風に煽られ大きく揺れていました。 機窓は常に真っ白で何も見えません。 10時になろうとする頃、やっと地上の景色が見えるようになりましたが、揺れは最大になり、上下左右にまるでたたきつけられるように揺れました。 去年の八丈島離着陸時でさえ比べられないくらい酷いものでした。 十数人の乗客からは悲鳴も聞こえません。

ついに飛行機は上昇しはじめ、やっと安定して飛行するようになりました。 機長からの放送があり、雪雲が切れず安全に着陸することが不可能なので大阪へ引き返すとのことでした。 そして10:41に伊丹空港になんとか帰還。 これも初めての出発後引き返し(ATB; Air Turn Back)でした。

カウンタで但馬往復分払い戻しにしました。 当初行く予定だった豊岡、城崎へはJRで行けますが、片道3時間ぐらいかかりそうですし大雪で電車が立ち往生してしまったらどうしようもありません。 予定を変更して大阪観光をすることにしました。 皮肉なことに、いままで雪が降っていたのが急激に晴れてきました。

箕面から阪急宝塚線で空港最寄りの蛍池へ。 横着してモノレールに乗らず徒歩で行ったのですが、10分ほどで空港ターミナルが目の前に見えるのにフェンスで行き場を閉ざされ、結局、大回りして20分以上かかってしまいました。

チェックインしようとしても機械に通らず。 カウンタに尋ねると、機材変更でクラスJから普通席にダウングレードしたとのこと。 せっかく窓側をとったのに後方中3列席の通路側に変更されたのは残念ですが、料金払い戻しの他に、クラスJ利用券と丁重なお詫び(カウンタだけでなくなんと機内でもありました)があったのでよしとしましょう。

爆弾低気圧が通過した後だったので大丈夫だろうとたかをくくったらこのざまでした。 悪天候時には不要不急の外出は避けたほうがよかったのかもしれません。

でも大阪は楽しい町でした。


箕面

2007年 1月 7日(日)  17:30  [雑記]   位置情報(mapion)   この記事へのリンク  

箕面

箕面と言うと大阪のベッドタウンのイメージがありましたが、滝見散策と温泉を楽しみました。

神戸・宝塚・京都の各線が一堂に集まる豪快な梅田駅を後にします。 「みなさま...」で始まるアナウンスや、ホームを「何号線」と呼んだりする阪急節がとても新鮮です。 宝塚線石橋駅で箕面線に乗り換え。

終点の箕面に着くと、大阪のベッドタウンといえども去年春に行った千里とは趣が違って静かで落ち着いています。 箕面は滝が有名で、駅前から滝道と呼ばれる遊歩道が整備されています。 沿道にはもみじの天ぷらを揚げている店が立ち並びます。

滝までは駅から2.8km。 何も調べずに行ったので結構距離感がありましたが、川沿いの散策は気持ちがいいものです。 箕面の滝はなかなか立派な滝でした。 しかし、もうすぐ日が暮れてしまうのであまり長居をせずに下ります。

散策の後は展望エレベータに乗って箕面スパーガーデンへ。 当日利用したスルッとKANSAI(大阪の私鉄カード)を提示すると入浴料が割引(1300→900)になるというので利用しました。 施設は古いですが、お風呂はかなり広かったです。

後日、【ダメポ】箕面グリーンロード&箕面森町というページを見つけました。 (大阪民国ダメポツアー内)

滝の裏手に掘ったトンネルのために滝に流れる水が減り、代わりに地下水をポンプで汲み上げて滝に流しているということです。 利便性と自然の保全はそう簡単に両立するものではないと感じたニュースでした。


新梅田シティ空中庭園展望台

2007年 1月 7日(日)  12:54  [雑記]   位置情報(mapion)   この記事へのリンク  

空中庭園展望台

なぜか大阪にいます。


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