第3集 2004-07-19
観音埼灯台を後にして遊歩道を歩くと、東京湾海上交通センターの一般公開の看板がありました。 海の日だからかな? 東京湾海上交通センターは観音崎海水浴場からよく見える電波塔のある建物です。 その内部なんてそう見る機会はないと思いますので、見学することにしました。
灯台とセンターは別の丘にあるので、一度谷に降り、また登ります。 木陰があるとはいえ気温は30℃を越えており、体にこたえます。
東京湾海上交通センターに着くと、10人近い職員が暑い中外でお出迎え。 見学者名簿に記帳すると、パンフレット持ってけ、写真撮ってけとすごくサービス満点です。 他に人がいなかったので、ちょっとはずかしかったかな。
表で写真を撮ってもらった後、入口のPRコーナーに入ると、何台かPCがおいてあり、お知らせやゲームのプログラムが動いていました。 その中で目を引いたのがこれ。 船舶監視モニタ装置。 東京湾を航行する大小の船舶を丸や三角で図示しています。
再び外に出て非常階段を登ると、下で見た船舶監視卓がガラス越しにおいてありました。 しばらく監視卓を眺めていると、職員の方が説明をして下さいました。 それで分かったことは...
非常に丁寧な説明でした。本当に見学してよかったと思います。 なお、説明を受けた場所は暗めの室内であり撮影条件がよくなかったので、写真の代わりにもらったパンフレットを載せておきます。
センターの屋上です。 東京湾を監視している場所だけあり、海がとってもよく見えます。 ここでも職員の方が見学者の質問に答えていました。
鋸山・東京湾観音方面。タンカーがゆっくり航行しています。
君津方面。海の真ん中には海堡(かいほう)と呼ばれる人工島があり、航行に注意を要します。
高いもの好きには気になる電波塔。
塔の上に行くにははしごに近い急な階段を登る必要があります。
見学者は立入禁止。まぁ当然ですね。
私が見てきた時間帯(15時頃)では見学者は10人程度で、家族連れはまったくおらず海好きのおじさんばかりでした。 海を見守る人たちがいることを子供たちにも知ってもらいたいと思いました。 海で遊ぶのが楽しくてなかなか陸にあがってこないとは思いますが...
もらった数多くのパンフレットの中で、一番興味を持ったのが「海上交通のルールと航路標識」です。 何で港の防波堤にある灯台の燈火が緑と赤なのか不思議だったのですが、謎が解けました (海上保安庁第4管区 - 海上標識のルールにも情報があります)。 昔から信号や標識には興味があって、これまで道路、鉄道、航空とみてきたのですが、今度は海上についても調べてみたいと思います。
砲台と砲台をつなぐトンネル。観音崎に点在する軍事遺跡のひとつです。
強い日差しを覆う濃い緑の木々。セミや虫の鳴き声とともに夏の情景をつくりだします。
県立観音崎公園に向かう道に出ました。歩道の端には灯台をモチーフとしたオブジェが。
県立観音崎公園から観音崎方面を眺めています。 海に浮かぶ円筒形の建造物が気になります。 これも砲台の跡?
今度は反対側。遠くに見える塔みたいな建物は火力発電所の煙突です。